アクアノートの憂鬱

窓辺の水槽。紫の光に照らされて泳がされるのは、熱帯魚か、あるいは。

どんよりとしてますね。建物周辺。意味もなく、建物前の道路。

黒に限りなく近いタイニーなタイル張り。このドアの感じ、好き。

玄関ドアを開ければ。退去間もない、ということで。改修のための素材がちらほら。シューズボックスが、事務所風。

室内に入れば。事務所風、と言いますか、建設現場の仮説事務所のような。ワンルームの室内を覆うデッキプレート。

上を見上げれば。面白いですね。この円の枠の、お好きな位置に照明をつけてね、ということでしょうか。収納を開ければ。壁面一部と同様に、チャコールな色味。

奥のキッチン、レンジフードの照明をつけてみたのですが。なんだか、怪しさ満開ですね。

面白かったのが、お手洗いと浴室。それぞれ別の区画となっておりますが。浴室の電気をつけたらばですね。ひとつの蛍光灯が、お手洗いと浴室を照らして。そんなこと、ある？この蛍光灯に照らされた感じ。なんでしょうね。ペットショップの熱帯魚コーナー。あれです、あの感じです。

この内装に、水槽とアクアリウムライト。意外だけれど、案外、合う組み合わせなのかもしれません。ブラウン管に映るアクアノートの休日。何をするでもない、日曜日。天井を見上げれば、ライトに照らされて。泳がされているのは、あるいは。

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