【募集終了】今日も視線はさまよって(Hey D.J.)

キッチンが彼の特等席。カウンター越しの私の定位置。ペッパーミルをかざす頃、ハニカミながら視線は外され。

ポエムでも書いてないとやりきれない2023年、秋。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。ようやく秋めいてきたような、そうでもないような近頃。中野駅の一角に、何やら素敵なDJブース、もとい、キッチンのあるお部屋があると聞いて。やってきてみれば、マンションのエントランが面白くて。木材の取手がついた、チェッカープレートのエントランスドア。なんでしょう。

エントランスを開けて入ると、オートロック。その先の、コンクリートに包まれたホール。随分とムーディーだこと。

郵便ポスト。下から照らしちゃって、おムーディーだこと。

脇を見ると、ブラックの重厚な扉。この扉を引けば、ゴミ置き場。へえ。ムーディーゴミ置き場。

エレベーターで2階へあがります。するとどうでしょう。またまた現れた、チェッカープレートのドア。202号室。こちらです。

電気が通ってないため、若干暗めですみません。室内に入ると、ザ・デザイナーズ。天井高は2.5mということで、高さあるあるです。

これが話題のキッチンということで。ステンレスの天板に、収納棚には塗装を施したOSBの合板。キッチン背面の壁面は薄いブルーのタイル。なんだか、絵になる。シェフ、ひとつよろしくお願いします。

ブレーカーの下に、冷蔵庫をスポッと入れて、と。冷蔵庫の隣には、洗濯機置き場。

洗濯機置き場の対面には浴槽ですか。なんだか、スケスケでございますね。

浴室を出て、キッチンをぐるっと回って。こちらが洗面とお手洗い。洗面向かって左手の窓は、開閉が可能です。ふうん

ちょっとしたバルコニーですが。案外、椅子出してリラックスできそうなスペース感だったのが、嬉しい驚きでしたね。

室内に視線を戻せば。何かありますね。可動式の収納でしょうか。黒のロールスクリーンを、するすると下げたり、上げたりする事ができます。特に楽しくはありません。

カウンター越しの料理人やら、ブース越しのDJやらもですが。彼らがノッている時って、どうして視線外して来るんでしょうね。照れてるんですかね。こちらとしても、テンションあがって、うっとり見ていますから、恥ずかしいんでしょうね。きっと。どうでしょう。このキッチンでDJプレイする彼。あるいは、仕上げのペッパーミルをくるくるしている時。きっと視線はさまようことになるんじゃないでしょうか。どうなんでしょうね。

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