麻布の水琴窟

ブルーの絨毯。コンクリの天井。麻布のマンション、奥のひと部屋。バルコニーから眺める、リリー・フランキー。

どうしたのでしょう。いつの間に、こんなに幅広に、きれいになったのでしょう。麻布十番の道。

ここは変わらない景色でしたね。お弁当食べてる方、いましたね。

十番歩いて、路地。奥の、要塞？城？外観のタイルが大変にオールディーズでグッディーズな建物。

エントランスですが。差し込む光が美しいですね。

オートロックのエントランスを入れば。城？

城かなあ？

すごいエントランスホールでしたね、という話なのですが。エレベーターで5階まで。裏手は元麻布の寺々。ちょうど幼稚園の真裏になります。それにしても、上品な廊下、カクカクしてますね。カクカク。

玄関開けての、第一声。カクカク？どうしたんでしょう。造作の仕切り。高い天井。照明を点けると、どうやらシルバーのシートを貼ってますね。それにしても、カクカク。

カクカクの正体です。

エジプシャンなブルーの絨毯。

個人的に面白かったのが、このキッチンの床材。絨毯の色味に寄せて、グリーンを選択。L字のキッチンは、正味な話、お料理大好きな方には、ちょっと狭いかもしれません。

カクカクの正体、その2。ふと見上げれば、これでもか、というくらいのスポットライト。ところで、このスペースにエアコン2台ついてますが。贅沢ですか？

やっぱり、個人的に面白い、緑の床。学校みたいですね。好き。

この外壁のタイルの色味にインスピレーションを得て、内観を決めていったんでしょうかね。バルコニーですが、大きめのパラソル立てると、ちょっと狭さを感じるかもしれませんが。遠望のリリー・フランキーでも眺めながら、冷たい白でも頂く分には、不足のない広さかもしれません。ただ、両隣のバルコニーと隣接してますので、プライベート感は少なめです。

水琴窟を、上からスパッと切って、断面を横から見れば。底に水。囲む石材。ほら、このお部屋、水琴窟そのものじゃありませんか。そんなことないですか？そうですか。アザブジュバンの喧騒抜けて、路地の奥入って。カクカクの先の水琴窟。割と面白いお部屋な気がするのですが。どうなんでしょう。

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