【募集終了】芹沢現代

14畳のリビング。ブラウンの落ち着いた色味の空間。ペンを片手に語り合うサロン、生まれるのかもしれません。

東中野のとある坂の中腹に、何やら雰囲気のある建屋。建物前面には駐車場。価格の異なる平置きと屋根付きの駐車場があります。

オートロックを開けて入ると、ハッとして。コンクリートの質感が眩しい共用の階段。壁面には、作家・芹沢光治良の足跡を紹介するパネル。こちらの建物、氏の財団事務所が入っています。設計者は、あれですか、菊竹何某によるものだったら素敵ですが。違うかもしれません。調べてません。

玄関です。両脇のシューズボックス。片方開ければ、すごい収納力。片方でこれです。靴マニアにはたまらないのかもしれません。

寝室の5.7畳。玄関のシューズボックスといい、この寝室の収納の建具といい。さらに、収納の扉を開けると、ほんのりと砂壁の香り。造りのちゃんとしている加減が、ひしひしと伝わってきます。

ふと見れば。寝室。どうでしょう。もう、どれがドアか、どれが収納か、分からないですよね。

こうですよね。こうやって、私はひとり、撮影しながら遊んでいます。今日も私は元気です。

あらまあ。8畳のダイニングキッチン。キッチン手元の窓。そして、脇の横に長い窓たち。なんでしょうね。芹沢光治良なら、このキッチンで何を食べるのか。そんな事、思わずにはいられません。鮭の塩焼きに、目玉焼きでしょうか。

それで、14畳のリビング。広い。広すぎる。芹沢光治良。かつての、東中野でのサロン。そんな前提情報が頭に入ってしまってますので。この広いリビングに、モダンなソファとローテーブルでも置いて。サロン・ド・ナカノイースト。やってしまいたいですね。対峙する編集者。迫る締め切り。あるいは。

こんなちょっとした造りにも手は抜かれていなくて。

ベランダは奥行きはないですが。コンクリートの壁。外観からだと分からなかったですが。良い。

お手洗いの空間が広い。これだけは伝えたくて、夏。

鳴りの良いスピーカーでも置いて。傍の巴里に死す。なかなか面白い空間でしたが、どうなんでしょう。

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