【募集終了】ブレスレットは待っている

ポツリとたたずむ、元スナック。正面のブレスレットの文字。存在の確からしさを確かめる、小さな商いなどに。

北区豊島。王子駅前から歩を進めると、徐々に開けていく視界。道路の広がり。何か違和感を感じる街の空気感。近くには隅田川。その先にはきっと、荒川。拡張と整備の後に広がるだだっ広い空間。たたずむ、元スナック。

1階店舗部分のドアを開けると、お渋な空間が広がって。天井の照明が大変におナイスで。ちょっとしたカウンターと、奥に小上がりの空間。カウンターは2人並べば十分なサイズ感です。

ママ〜、もう朝なの？などという、例のネタが出来そうな電話。トイレは割と空間的には広めで。エアコンは2007年製。カウンターの奥はひとり切り盛りするにはちょうど良さそうなサイズ感。室内は、床材が剥がれている箇所があったり、壁面の染みが残っており、店舗として使うにはひと手間かける必要がありそうです。

2階はグリーンの床材が昭和の懐かしさを誘う空間。2面の窓。あれ、と。なかなかイカす空間 (実はそれほど期待していなかったのに)。1階で店舗を営むのであれば、この2階で調理をして、1階に持っていくオペレーションもありかもしれません。2階にはエアコンの設置はありません。エアコンの設置や、内装の改修可否は、貸主にいろいろと相談をしてみましょう。

日中は会社員。業務を終えて、さて、1階を開けるかしら。という具合に、夜はスナックのオーナー。そんな使い方もありかもしれません。ただ、浴室はありません。AIの進化激しい昨今。未来は確かにわからない。この先、人間存在の確からしさも揺らぐ一方かもしれません。狭小のこの場所で。寄り合って。その確からしさを夜な夜な確かめ合うのも、良いのかもしれません。

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