【募集終了】Bye Bye, Friday

(写真はクリーニング前のものです)

白壁のストリームライン。カーブした窓が映す日常は、どこか嘘のよう。後悔の金曜日。また過ぎ去った今週。流線形に囲まれて、過ぎた日にBye Bye.

昔、手塚治虫のマンガで見たな。こんな不思議な形状の建物。ロビタが佇んでそうだな。そんな気持ちになるとかならないとか、東府中。

なにを隠そう、好きです。こんな形状。しげしげと見つめてしまって。良いですね。建物周囲の申し訳程度の緑地。さわさわっとした草に、ぼてっ、と地面に接する重量物。良い。すごく、良い。

敷地一部には、ちょっとした木が。この感じ。東欧のかほり、しませんか。しませんか。そうですか。

すごく、良い。

ここ。この、ぼってり感。すごく、良い。

外観ばかり眺めていても、しようがありませんので。建物にはエレベーターありません。階段で。やだ。この階段、すごく、良い。

シャープなコンクリートに、動きのある天井。

開口2つ、縦に並べば。すごく、良い。

3階、のぼりきって振り返れば。ここ。すごく、良い。青森の美術館、想起しませんか。しませんか。玄関は、このような形で。シーが、スルーで。

玄関を開けると、地続きにコンクリートの床。外から中へと、シームレスに。室内奥からは、光の気配。

1LDKの間取り。玄関を進むと、LDK9.3帖。大変に、流線形。未来派のココロに、響く響く。

壁面は白塗装、コンクリートブロック、コン打ち。コンクリートブロックは白目地で、ダサくない(?!)。やだ、良いじゃないですか。キッチン脇に冷蔵庫置き場があり、キッチン壁面には棚板が。食器類の収納に工夫が必要かな、と思います。

奥の洋室。LDKと奥の洋室とはコンクリートブロックで隔てられています。ただ、仕切り戸はなく、緩やかに繋がっている感覚。壁面には棚板と、ハンガーパイプ。このお部屋、唯一の収納らしい収納スペース。ところで、気になりますよね。キース・ヘリングみたいな影の模様。これはですね。バルコニー に続く窓、これがだいぶヒビが入っていてですね。ヒビを抑えるテープの影なんですよね。きっと、ヒビはこれから修理されるでしょう。(されます)

どうしたんでしょうね。半円の浴室空間。大きな窓に囲まれて。Weekend bath time. きっと。カーテンが弱める冬の光、浴室に留まって。もう、知らない。昨日の、金曜の夜の事。もう、思い出さない。

お手洗いはシンプルでしたが。

主要採光部は西向きですが、バルコニーは南寄り。3階建の最上階で角部屋、と言う事で。割合、光は入ってくるわね、という印象で。おひとりで住むならば、狭さは感じない気がします。奥の洋室にしっかりとベッドも置けそうで。荷物多い方だと、収納に頭悩ませそうではあります。浮遊感。現実から遊離するような、窓の景色。案外、悪くないのかもしれません。

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