【募集終了】進むために歩みを緩めた

(写真はクリーニング前のものです)

のどかな走りの世田谷の路面電車。急かされることのない駅前の商店街。世田谷区松陰神社前駅。どこか懐かしさ感じるルーバーの収納棚の室内。ベランダから眺める世田谷の時間の流れは、それは今必要なもののようで。

松陰神社前駅南側。新旧入り混じる商店街は、オシャレさと懐かしさのないまぜ。歩くこと3分。住宅街の角地に建つマンション。南西角部屋のワンルーム。ぐるりと囲むバルコニーに出れば、庇。良い塩梅に日差しを遮って。世田谷の、のんびり加減。

ブラウン基調の広めのワンルーム。2面採光の室内、どこか漂う懐かしさ。ガラス窓の一部にヒビが入っているため、今後修繕予定。

収納と収納と、収納と。

キッチンは比較的ゆとりある印象で。ちょうどコンロの背面に洗濯機置き場が。コンロの下部収納は、あまり頻繁に出し入れしないモノを置きたいところで。キッチンと居室とは仕切りはなく、繋がっています。料理をすると、匂いと湿気が室内に流れがちな設計ですが、キッチン壁面に窓がありますので、匂いと湿気は窓の外へと逃してしまいましょうか。そうしましょう。そしての、3点ユニットバス。

シンプル・レトロワンルーム featuring 庇付きバルコニー。なんのこっちゃですね。10代の皆様、絶望にまみれてますか。20代の皆様、焦燥感にかられてますか。30代の皆様、漂う停滞感に辟易としていますか。40代、もうこの辺でやめておきましょう。嫌になることばかり目に飛び込んでくるこの頃ですが。それでも日々の営みを進めていかなければならないとすれば。もうこれまで、充分に急かされてきましたので。ここらでひとつ、時間が止まったような風景の世田谷で、ちょっと懐かしさ感じるこのお部屋で。歩みを緩めてみるのも良いのかもしれません。それは決して後ろ向きな話ではなく、です。

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