当座の麻布、オアシス求め

仕事は資本主義経済の塊のような働き方で。けれど、生活のあれやこれやは、その正反対を求めていて。そんな方、いらっしゃると思うんですよね。仕事の都合上、港区には住んでおきたい。しかし、ツルッとした築浅のお部屋では、ない。そんな方に、本日のお部屋をご紹介。

アザブジュバンですね。いつもながらに、ネタが古くてすみません。などと思いながら歩く東麻布。麻布十番の駅から、とぼとぼと。狸穴公園を横目に。ふと振り返ると、ヒルズ。佐藤さん、元気でしょうか。

などと思っていたらですね。到着しましたね、お部屋のある建物に。3階のお部屋までは、階段でも、エレベーターでも。玄関を入って、シューズボックスと、窓。

生活のオアシスを求め、などと書いていますが。設備面については、充実、というわけにはいきません。洗面が浴室と一体になっている点。キッチンは申し訳程度、という点について許容頂く必要が御座います。

そして、光に誘われるように。

ぐるりと弧を描く室内。張り替えた床と、コンクリート壁のマリアージュ。正直、使いやすい間取りかと言われれば、ノーコメントです。しかしながら、南向きの2面の窓の間に置く植物。壁面に飾る絵。それらを、ぐるり眺める空間。四角くて、ツルッとしたマンションだと、得難い感覚だと思うのですが、どうなんでしょう。

ゴリゴリと仕事して、帰りは12時を過ぎる頃でしょうか。ライトをつけて。近場のナチュラルローソンで買った久保田でも飲んで。読みかけのソスの作品集でも眺めて。明日のDealに備える感じでしょうか。

パコっと開けると、先ほどのキッチン。2人暮らしもOKですので、この、パコっとした扉開けて、食事などサーブする感じでしょうか。どうなんでしょう。

収納ですね。経年によるシミは残ります。

注意点ひとつ。バルコニーですが。視線の先に、3階の別室の方の洗濯物、見えましたね。つまり、あちらから、こちらの洗濯物も、見えるわけですね。視線を遮る工夫が必要かもしれません。

当面、資本主義の荒波で闘うか。あるいは。新卒3年、力溜めて。その後、目指すナリワイ、するんだわい。という方もいらっしゃるかもしれません。いずれにしても、当面は港区、麻布。暮らすからには、求める空間に居たい。そんな方いらっしゃいましたら。

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