【募集終了】窓を現し、今日を始める

大きな、大きな窓。プルコードをゆっくり手繰り、あらわになるその窓。これはもう、部屋というよりも、窓。今日という1日を始めるにあたり、窓がこんなにも心に作用する事が果たしてあったでしょうか。

それは例えば、朝焼けの橙色の光が徐々に白みを帯びる頃。2階のベッドで目を覚ます私。あともう少し。二度寝に向かう寝返りのさなか、チラッと見える、窓。

まだ残る惚けと、ないまぜのトキメキ。階段をおりながら確かめる下階の佇まい。今日も素敵ね。

モーニングコーヒーはカウンターで。あら、豆切れてるの。もう、インスタントでガマンね。買い物行かなくちゃ。あら、これって。やだ、買ってきてくれてたの？もう、起こしもしないで帰っちゃうんだから。バカ。

そろそろ小芝居の方はおしまいにしまして。こちらのお部屋、大きな窓と天井の高さはもちろんのこと、収納を含む内装のバランスがとても素敵で。ホワイトの床とコンクリートの壁面。アクセントの階段の赤。玄関脇の木製造作棚の色味。収納のマットなホワイト。

上階のバルコニーに出れば。のんびりしたものです。脇には河川。この河川沿い、春には桜のプロムナードになるそうです。なお、こちらのお部屋からの眺めが綺麗なのかは、未確認です。

玄関の佇まいも、良し。

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