【募集終了】その土間はいつも誰かが

(写真はクリーニング前の状態のものです。割と汚れが目立ちますこと、ご容赦ください)

築56年の木造戸建をリノベーション。コンクリートで仕上げられた1階部分。この1階部分、ギャラリーあるいはコミュニティスペース的に開放してしまって、友人知人を招いたささやかな営みをしてしまいたいところで。土間にいれば、いつも誰かが。ちょっと素敵じゃ、あーりませんか(元ネタについては伏せさせて頂きます)。

冒頭、人集めて楽しめばイイじゃない、などと書いてますが。居住用の物件になりますので、あくまで居住の用としてご活用下さい。墨田区は八広の、住宅密集地帯ですから、もしもこの1階で何かなさる場合には、よくよく周辺にご配慮下さい。私が言えるのはここまでです。この赤いポストの戸建てが募集の物件です。

木造家屋の壁を大胆に抜いた1階部分。コンクリートの土間に2本、古い木材が残されています。壁面は白塗装と、マットなブラウン仕上げ。このステンレスのキッチンと、脇のネイビーのドア、この組み合わせ、グッときますね。キッチン上部の棚と壁面の窓にはすりガラスが使用されています。古今の融合。この内装、じわりときます。

1階にはトイレ、洗濯機置き場、浴室と洗面が付いています。正直クリーニング前、ということもあり、結構な汚れですが、それにしても浴槽は割とパンチきいてますね。白のブロック塀と白タイルの取り合わせ。そして、上部にはマリンランプと。不思議な組み合わせですが、嫌いになれない可笑しさ。

階段は多少床鳴りがします。2階へ目をやると、何やら、、藤色の壁面?

2階はなかなか振り切った内装と思うのですが、どうでしょう。光の具合によっては、ちょっとサイケデリックな印象。上部を走る古材がとっても素敵なのですが、それにしても、藤色。やっぱり、サイケ。

この木製のルーバー付き収納などは、壁面のマットなブラウンの色味と調和していて、Goodですね。でも、脇は藤色。やっぱり、サイケ。えー、どうしよう、だんだん好きになってきたかも。サイケ。

サイケの先には、ほっこりとしたベランダ。このベランダの床材、案外しっかりしていて安心感。物件の所在地は八広。八広と言っても、京島に近い側です。墨田区のこのエリアは、複雑かつ小規模に割られた土地に住宅が密集しています。

戻って1階ですが。もう割り切って、2階に住む。1階は、開放!というのがやっぱり良いのではないでしょうか。壁面の窓は大きくて嬉しいのですが、お隣さんと近接していますので、陽が燦々、というわけではないです。であれば、窓の手前に一枚パーテーション立てて。反対側の白の壁面にも一枚パーテーションを立てて。釘打ちできるようにして、いろいろ飾れるギャラリー壁にしてしまうなど。室内の柱だって、うまいことちょっとした棚板をつければ、展示スペースにもなりそうです。椅子とか机を土間に置いてしまうと、スペースが狭くなりますので。もう家具は置かずに、土間コンの上にキリムなど敷いたら、なかなか味わいある空間になると思うのですが、どうなんでしょう。玄関の引き戸あければ。ヨッ、とか言い合っちゃうような。いつも誰かがここに。良いんじゃないでしょうか。ここまで煽っておいてなんですが、本物件は居住の用に限りますので、その点ご理解の上でお楽しみ下さい。

サイケな気分に満たされてしまった方、お問い合わせフォームからご連絡下さい。