陶冶のアトリエ

東京都八王子市。高尾山の麓。流れる小川のそばに建つ、木々に囲まれた建物。陶芸のアトリエとして使われていた場所が、借主を募集しています。2022年5月に現利用者が展示を行う予定のため、お引き渡しは6月以降となる見込み。

物件の所在地は、八王子市南浅川町。ピンクの丸で囲った辺りですね。

ストリートビューで通りを見てみましょう。ここは東京都です、念のため。南浅川と山の稜線。長閑なんでしょうね。

おそらく、この物件でしょう。と、ここまでは以前ご紹介した内容で。この度、物件にお邪魔する機会がありましたので、以下追加情報を。

おお、ストリートビュー通り。橋で川を渡った先。横板が眩しい建屋。脇には竹林。林というほどでもないのですが。

築年は昭和39年。こちらの建物のオーナーは、もともと京都の芸大で彫刻を学んで、その後東京は国立で作陶を始めたそうです。その後、より陶芸に適した環境を求めて建てたのがこちらの建物。所々の改修は、オーナー自身で手掛けていたそうです。

今回借主を募集しているのは、建物1階の一部。主にアトリエと、アトリエ脇の板張りの小上がり、そして2つの洋室部分です。洋室とアトリエをつなぐ廊下も賃貸対象です。オーナーの奥様が1階一部と2階にお住まいのため、完全プライベートな空間、というわけではありません。注意点は、1階賃貸部分には、キッチン・給湯・浴室がない事。トイレは共用です。そのため、この場所で暮らしながら陶芸に取り組むのは難しいかもしれません。とはいえ、ちょっとしたイベントや、陶芸教室のように複数人で集まる催しはOKとのことで。それと、こちらの建物、水は井戸水を使っているそうです。電動式の汲み上げモーターがあるそうで。ということはですね、建屋の外に、五右衛門風呂とか作っても良いのでしょうか、、、？などと思って、奥様に聞いてみたらですね。 「昔は1階にお風呂があったのよ〜」などと仰るわけで。ちょうど間取りの作品棚の左手脇のドアを開けた先に、浴室があったそうです。　「ところで、お風呂とかDIYで作っても良いのでしょうか。。。？」　「あ〜、まあそうねえ...」　文章だと全く伝わらないかと思いますが、奥様との一連のやりとりを通じて感じたこと。なんかいろいろいけそう(迷惑かけない範囲で)。。。許容度の高いオーナーの奥様。自然あふれるレアな面白物件、なにやら企んでみたいものです。

こちらのガス釜も利用可能だそうです。使い方のメモ書きもありますね。建物お隣の小屋は、アトリエに置いてあるご主人の作品や、陶芸関係の機材をしまう予定とのことです。アトリエに残る陶芸関連の機材は、希望すればお譲り頂けるそうです(詳細は要相談)。

ご興味をお持ちの方は、お問い合わせフォームからご連絡下さい。