【募集終了】会話が生まれる空間

玄関エントランスから1階奥まで、スーッと伸びたフリースペース。横長のベンチとしても使えそうな小上がりに座って。白の壁面に立て掛けた作品か、あるいは趣味の品々を眺めて。招いた友人達と会話が盛り上がりそうな。自由度の高そうなフリースペースが印象的な戸建賃貸物件が借主を募集中です。

物件所在地は江東区海辺。海辺、とありますが、実際には海沿いというわけではありません。下町の家並み残る路地裏。写真の右側手前から2番目の戸建が募集中の建屋です。1階入り口は3枚の引き戸。1965年築という年代物、この引き戸も開け方にはちょっとしたコツが必要です。当の私、入り口でガタガタと戸を揺らしながら、3分ほど不審者してしまいました。慣れればすぐなんですけどね。

1Fは水廻りと、このコンクリートのフリースペース。スペース奥のドアは開閉可能ですが、ほぼドンつきです。そして、間取りの表記上は廊下ですが、ウッドカーペットを敷いた一段あげた小上がり。この小上がりに座りながら談笑するのが楽しいんでしょうね、きっと。

天井のスポットライトを点けたイメージ。壁面への直接の釘打ちはNGですが、壁面に1枚、白のパーテーションを立てればギャラリーライクにも使えてしまいそうで。

廊下脇の小さなドア。開けると階段下の収納です。ほのかに時代を感じます。

1階フリースペースの奥に、洗面と浴室、それと洗濯パンがあります。

2階へは室内階段をあがって。明かり採りの窓があります。建物の両隣にはお隣さんが近接していますが、自然光が随所に入ってくるので、思いの外暗さを感じさせない造りに。

2階は16帖の空間。既存の空間を改修して残した柱、塗りを重ねて古材の味わいを引き立たせています。

キッチンはガスコンロ設置可。レンジフードも新設されています。足元にはモニター付きのインターホン。このサイズ、始めて見ましたね。かわいい。トイレはウォシュレットがついていますが、換気扇はついていません。窓がついていますので、適宜開閉して換気頂くと良いのかもしれません。

キッチン脇、東側の物干しスペースです。小津安二郎の東京日和をほんのりと思い出す、味わい深い空間です(個人の感想です)。

かなりの範囲を改修していますが、所々の建具や窓は古いものをそのまま残しています。型板のガラスの隣に、真新しい建具。この取り合わせ、とてもじんわりときますね。

この物件のハイライトは、やはり1階のフリースペースでしょうか。小上がりに座って、壁面に飾る作品か、あるいは自転車かバイクなのか。眺めながら、隣に座る人との会話。ついつい、弾んでしまいそうですね。

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