【募集終了】テン・ステップ・マジック

天高のリビングダイニング。横長のそれは、ホテルのホワイエか、あるいはボールルームのような。上階のロフトから、下階のリビングダイニングへと。階段を一段一段下ってみれば。高まる気分、気持ちはさしずめオスカーの受賞者でしょうか。天高の空間に降り立つシーンにジーンとくるお部屋、借主を募集中です。

物件所在地は杉並区の善福寺。低層の街並みに、スーッと伸びる通り。とある通り沿いに建つ、レンガ造りが美しい建屋。オートロックのエントランスを入ると、重厚な雰囲気の内廊下。どこぞの銀座のビルを思わせますが、どうなんでしょう。全く伝わらない例えですね。なんだか、すみません。

玄関ドアを開けると、否が応でも感じてしまう天井の高さ。このお部屋の特徴である、その天高に迫る前に。玄関付近の収納について言及しておきます。玄関脇のシューズボックス。上部にも収納が。対面の収納、上部にはちょっとしたスペースが、このスペース、買ったシューズの箱を収めたくなるやつでしょうか。キッチンはシンプルな一口IHヒーター。キッチン対面には背丈ほどの収納。玄関周辺に、めくるめく収納。

奥に進むとお出まし、天高スペース。窓は大きく、上部にも開口部が。ふんだんに、光入ります。スッキリとした内装に、この天高。やはり、ホテルのホワイエの印象です。見上げると照明の先に、ロフトスペース。それにしても、横に長いこの空間。2021年11月にリノベーションを完了。2つのお部屋を1つにした造りだとか。なるほど、納得ですね。

ロフトへとあがる前に、窓の外へと出てみましょう。1階のお部屋、抜ける眺望はありませんが、なんだか果樹園を思わせる景色。ヨーロッパの田舎風味感じさせるお隣さんの建屋。穏やかな景色に、思わずあくびが出たとか、出てないとか。

10段の階段をあがると、ヘリンボーン調のカーペット。視線の先の引き戸、引いてみればの収納スペース。そして、視線を脇に向けると、何やら気になるスペースが。なんでしょう。

こちらも収納スペースでしたね。ときに、この手の狭小スペースって、入ってみたくなりますよね。なりませんか。よっこいせっ、てな具合に体育座りを試みたのですが、あえなく侵入を諦めました(成人男性177cm中肉中背の例です)。素直に、縦長のレコード置き場にでもしましょうか。

こちらのお部屋、天井の高さの他に、もうひとつポイントが。この水廻りのスペース。リビングダイニングと仕切られていない空間。天井の高いリビングから、この天井の存在を頭上に感じる空間へと緩やかに移行する感覚。ものすごく、ものすごく言葉にし難い、それでいて面白い感覚。アリス イン 善福寺。体感頂きたいところで。水廻りおこもり、出来ますよ(出来たとして、だからなんなんでしょうか)。

諸々回り道してしまいましたが。このお部屋をぐるっと体感して、一番面白いなと感じたシーン。それは、この10段の階段を、上階のロフトから下階に下りる瞬間。高所恐怖症の私であればいざ知らず、高い天井から、ゆっくりと一歩一歩下りて頂ければ。あれです、社交パーティーの会場で、中央の階段から、大勢の人々の視線を一身に受けながらメインフロアに降り立つような。なんなら、大量のカメラのフラッシュ浴びるような。おそらく、皆々様にとり、ほとんど体験されたことのないような、そうした感覚値が不思議と沸き起こってくるようなシーン。

脚色しすぎでしょう、などと感じた方。お問い合わせフォームからご連絡下さい。