【募集終了】自由というか、FREEDOM

自由でありたい。ある種の人にとって、とても重要なこのテーマ。そのプロセスは様々かと思いますが、自由で自在な家に住むことからまずは始める、という手もあるのかもしれません。自由と名付けられた変則かつ遊び心あふれる3SLDKで、身も心もフリーダムに。

目黒区柿の木坂。東急東横線の都立大学から北口を北上。基本的には瀟洒な家並みな住宅街なのですが、古びた商店が残っていたりと、なんだかほっこり落ち着く印象のエリア。通りから一本脇に入った先、奥まった場所に建つ外観コンクリートの低層の共同住宅。木々に囲まれた落ち着いた印象。脇には専用庭への入り口ドア。このドアの先は、後ほど。玄関は色味が素敵な鉄製のドア。玄関ドアの周囲に嵌め込まれたガラス、なんとも格好が良いのですが、ガラスの先に赤い何かが。なお、この玄関手前のエリアであれば、バイクや自転車を停める事が可能です。

アルファベットのC、でしょうか。真っ赤なオブジェ。お子様がいらっしゃるのなら、間違いなくまたがってすべるんでしょうね。エントランスは吹き抜けになっています。玄関の高い、あの窓ガラスから差し込む光。階段の壁面コンクリートに光を映しています。なんだか美術館のような造りですね。良いじゃないですか、住まいはこうあらねばならぬ、なんてツマラナイじゃないですか。自由に、自由に。

こちらは1階のLDK。無垢の床材がなんとも心地よいです。南側には和室が。

こちらの和室、個人的にはとても心地が良くて。床の間の壁面には細く長いガラスブロック。障子には専用庭の木々の影。チラリと見える、あの赤いやつ。なんだかアンバランスなんだけど、イサム・ノグチ感じんわりと来るこの和室空間。じっと目を閉じて、木々の葉づれの音聴きながらぼんやりしたいところで。

続けて専用庭を見てみましょう。砂利敷きに、ちょっとした植物。石のパスを進めば、先ほど玄関前で見かけたドア。専用庭から外に入ったり出たり、出来るわけですね。

水廻りなのですが、効果的に光を取り込んでいて、気分はウキウキ。L字型のキッチンは、みんなでワイワイ料理するのが楽しいやつですね。浴室にも窓が設置されていますので、お風呂時間は快適なのでしょう。そして、1階のトイレ。2,3段くだる形になっています。ちょっとくだって、トイレにイン。これ、なんだか面白い感覚でした。洞穴に入る感じ。集中できそうです(何に？)。

2階には洋室が2部屋。6帖の洋室はコンパクトにまとまったスペース、収納はバッチリ。

そして、こちらが10.6帖の洋室。このお部屋が、一番気持ちよかったですね。光を受けたマットな無垢材の床。どうやって使おうかな、と思わせるワイドなスペース。間取り図面上ではバルコニー側に収納が記載されてますが、可動式のため、レイアウトは自在。それにしても、この洋室、とにかく、とにかく収納が多くて...。こっちに、あっちに、そっちも...?! この規模の収納、荷物の置き場に困っている方に出会って頂きたい。

めくるめく収納を堪能した後に気付く、納戸。お邪魔してみると、ええ?! まだ収納?! 衣装持ちの方なんかには堪らないんでしょうね。あとは、レコードマニアとかですかね。どうなんでしょう。

この納戸、奥に何やら気になるドアが。ヒョヒョイと開けてみると外階段。 OKUJO...? そうです、屋上です。でもですよ、手摺りないんですね。正直、足すくみましたね。高所が苦手な方は登らないのが吉です(そもそも賃貸部分では御座いません。危ないので、登るのはやめておきましょう)。

すくむ足に鞭打って、恐る恐るおりる階段。気を取り直して2階の廊下へ。すると気づく、天井の何か。棒を使って、ハシゴをおろすタイプです。ハシゴをのぼるとルーブル・ピラミッド...? どこまでもアートライク。小屋裏収納、ということで、もう、本当にどこまで収納豊富なんでしょうか。なお、窓は固定されていて、開けることが出来ません。ですので、晴れている日には、自然と熱がこもります。収納、というよりも、サウナ? ヒュッゲな...? この屋根裏でゴロ寝する分には、何も申し上げませんが、しかしながら長時間の滞在はちょっと危ない気も。

屋根裏の熱気でふらつく頭を冷やすべく、最後は2階のお手洗いです。お手洗い内部に窓が設置されています。加えて、お手洗いのドアの上部にも嵌め込みの窓が。1階のトイレといい、2階のそれといい、こちらの物件、トイレが非常に優秀ですね。素敵。

それにしても、個性的なオブジェあり、ピラミッドあり、和室も無垢材素敵な洋室もあり。オーナーの好きとこだわりを、自由そのままに反映したような物件。こんな遊び心を、生活に取り入れて、日常に自由を吹き込んでみるのもアリなのかもしれません。

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