【募集終了】高島平のユリシーズ

若き東京で暮らす方の肖像。昨今、どんな感じなんでしょうか。特に、若い方はどのあたりのエリアに住むんでしょうか。下北沢や高円寺ももちろん良いのですが、高島平という手もあるかもしれません。都営三田線の果て近く、ほとんど埼玉。高島平。滋味感ある団地群。紅葉の時期に美しい銀杏並木。どっこい、遊び心あるデナイナーズ物件。普段は都心に出て仕事なり学業なり、遊びなりをして。ホームの高島平に帰れば、お部屋の隣のテニスホームのラリーの音聴きながら、日々の憂鬱とうっすらとした希望に思い巡らし過ごす。ONとOFF、しっかりわけてみても良い時代性と思うのですが、どうなんでしょう。

都営三田線、高島平駅。駅の渋さ加減が絶妙で、侘び加減がとまりません。駅の高架に沿って西へ進む事5分(最寄りの新高島平駅からは徒歩4分)。石の質感、その存在感が迫り来るデザイナーズな建物。エントランスの石段を登るとちょっとした空間。このパティオとも言えないちょっとした空間、ローマのコロッセウス風味をふんわりと感じます。

建物の共用廊下も凝った造り。玄関ドアを開けると迫るグレーのアイアン。このドア、仕切りとして設置されたものです。開けてみると、なんだか面白い...!

シンプルな居室のスペース。天井はアールになっていて、見た目が美しいし、天井高い。嬉しい。西日が入ってきますと、上部のトップライトから差し込む光がアクセント。バルコニー に繋がる窓は1面だけの引き戸、面積の大きな窓部分は固定されていて開くことはできません。

据え付けの収納棚は大小様々。収納棚の上部、エアコンの隣のスペースには、モノをディスプレイするのに楽しそうで。

振り返ればやつがいる。このアイアン。グレーに塗られた仕様で。扉を開けると内部はキッチンスペースと浴室。キッチンは単身用、下部にミニ冷蔵庫。天井にはスポットライトが設置されています。このスポットライトに照らされて、きっと深夜にひとり、袋麺を鍋で煮て食べるスタイルでしょうか。違いますかね。

最近見たロフトの中でも、1,2を争う格好の良さ。アールの曲線の美しさはもとより、質感の異なるコンクリーズ。そして、外の紅葉映す窓。ロフトにしておくのがもったいないくらいです。(でもロフトです)

周辺のお話を少しだけ。高島平。北に動けば荒川。南へ動けば広々とした赤塚公園。東西を走る首都高速5号池袋線に沿って伸びる銀杏並木。秋の頃の紅葉は大変に美しくて。こんな伸び伸びとした空間があるのね、って感心してしまいました。

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