【募集終了】庭、川、よりやっぱ森

郊外のゆったりとした暮らしに注目が集まる昨今。持ち家を購入したり、広々としたマンションを借りたりと様々ですが。タウンハウスを借りる、という手もあります。タウンハウスとは集合住宅の一種。隣家と壁が繋がった、長屋のような戸建て群。昭和の時代に建てられたタウンハウスは設計事務所が関与しているケースもあり、景観を考慮した共用のコモンスペースや、最近の言葉でいうところのコミュニティの形成を促す設計がなされている事が多くて。そして、本日ご紹介のタウンハウスも、どうやら大変に素敵な物件なようで。

借主を募集しているタウンハウスは東京都清瀬市の清戸エリアに立地。埼玉県との県境に位置する場所。このエリアに1980年代初頭に建てられたグリーンタウン。棟数がゆうに50を超える広大なタウンハウスです。お目当ての3号棟に向かうまでに、迷いました。慣れの問題でしょうか。迷っている最中、他の号棟の建屋を見るにつけ。ぽつんと美容室があったり、各住戸の外観がレトロフューチャーだったりで。キュンときてしまいましたね。建物がぐるりと周りを囲むようにして、中心に共用のコモンスペースがあって、写真のような小道を抜けて自然あふれる中庭に進んでいくことが出来ます。

募集のお部屋はタウンハウス北側の3号棟のひと部屋。いえ、ひと戸建。専用の駐車場がついていて、このちょこんとした郵便ポスト。スケールは異なれど、映画で見るアメリカの郊外の家、みたいな感じしますね。

どんな物件でも、玄関って重要だと思うのですが。玄関脇に光を取り込む窓がついていると、玄関にグッと広がりが感じられて素敵ですね。

物件は2016年に改修をかけており、築40年とは思えない綺麗な仕上がり。1階のリビングの窓から、緑豊かなコモンスペースが見えます。

リビングの掃き出し窓を開けると、そこは庭。白の境界柵が、ほんのり海外の郊外住宅感匂わせます。今は雑草が伸びていますが、庭いじりをしてマイ庭、作ってしまいたいところです。コモンスペースには木立。秋深まる頃には落ち葉広いしながら散歩が楽しいやつでしょうか。ちょうど撮影当日、清掃の方が掃除をしていました、管理されているようです。

室内に戻りまして、気になるアール。渋いデザイン、築古タウンハウス、素敵。

戸建ライクということで、広々としたキッチンですね。食洗機までついているのですね。作業スペースも広々。勝手口もついていて、光の入り具合も上々。料理の時間が楽しくなるやつですね。

4LDKの間取りですが、1階はLDKと水回り。4つのお部屋は階段をあがった2階に全ておさまっています。洋室2部屋と和室2部屋の組み合わせ。1室1室はコンパクトな広さ。それでも、部屋が4つも集まれば、なんとでもなりそうな気がします。リモートワークが半習慣化している昨今ですから、作業部屋としていくつかのお部屋を割り当てるのが良いのかも知れません。食事やリラックスタイムは1階のリビングダイニングで。生活音をそれほど気にせず、2階で集中できそうです。それにしても、木立に囲まれた低層のマンションで仕事なんてしていたら、残業など全て断ってしまいたいところですね。

物件周辺のお話を少しだけ。清瀬市は指定緑地保全地区が多くて。そして、畑もずいぶんと多いものですから、畑、畑、森、畑、森。みたいな景色で。なにもない、といえばその通りなのですが。しかし、ぽつぽつと面白い取り組みも。物件の近くには、農家の敷地で営まれているサニーサイドラボが。近隣のこだわりパン屋さんや作家さんの食器や雑貨が購入できます。また、埼玉県寄りに北上すると金山緑地公園が。流れる柳瀬川の浅瀬で、焚火したり、BBQしたり。し放題です。近くには釣り堀もありましたね。いや、だからなんだ、って話なのですが。のんびりした、良いところですよ、清瀬、という話です。

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