【募集終了】仕事はセッション、オフィスはスタジオ

植物に囲まれた石畳のアプローチ。コンクリートに囲まれた室内の廊下の先、赤の重厚な扉。その扉はまるでレコーディングスタジオのそれのような雰囲気で。そして扉の先に広がる空間。この空間、個々人が各自の名前で仕事を取りながらも、プロジェクトによっては有機的にチーミングをするような、そんな気鋭の3人組のオフィスとして使ってみてもらいたいものです。

杉並区梅里。青梅街道と高南通りが交差する場所。コンクリート物件村、といってしまいたくなるような、デザイナーズ物件の集積地ですが。高南通りの脇道を入ったところ、鬱蒼とも言える植物に囲まれたコンクリートの建屋があります。建物裏手の小道にも植物が。梅里の一角の、緑に囲まれたコンクリート物件。1987年築ということで、当時の時代性をほんのり感じずにはいられません。

エントランスのオートロックを開けると室内もコンクリートに囲まれた仕様。壁面に飾られた作品はドローイングのもの。右手に進めば見えてくる赤い扉、この扉の先が借主を募集中です。

室内の詳細に移る前に、トイレのドアに貼られたこのサイン。このサインといい、扉の重厚さといい、あるいは室内天井が吸音ボード仕様というところなど。やはりスタジオ感が溢れてますね。

室内は石感あるタイルカーペット。天井の照明はいくつか種類がありますので、点灯する照明によって質感がだいぶ異なります。スペースにゆとりを保つ形での利用ならば、3名程度が良いでしょうか。中央には各自のデスクを、敷地内の庭に面したカーブを描く窓際に長机を置いてミーティングスペースとする感じで。腰窓になっている部分は、ちょっと腰掛ける事も出来そうです。この腰掛けで、コーヒー片手に各々のプロジェクトの状況を共有したり、アイディエーションしているうちに、"ちょっと手伝ってくれない？"みたいな会話に発展したり。じゃあちょっとディスカッションしようか、みたいな感じで3Mのイーゼルパッドでイメージのすり合わせを始めるなど。そんな形で、各々実力を持っている個人が、ひとつの場所で偶発的にセッションを始める、いえ協働を始める。これって結構、理想の働き方といいますか、理想のチームといえば良いのか。

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