西荻セレナーデ

東京のひとり暮らし。友人との集いから帰る部屋の中。あるいは、仕事の疲れを癒そうと部屋に佇むひと時に。ベランダから夜空見上げて、遠い誰かの事でも思い浮かべるような。そんなひと時ってありませんか。決まってそんな時間に頭の中で聞こえてくるセレナーデ。杉並区は西荻窪のとある木造アパートメントに、そんな脳内セレナーデを助長してくれそうなお部屋がありましたのでご紹介を。

シンプルなワンルーム。壁面のアクセントクロスとロフトに続く木製の階段・手摺り。この取り合わせ、なかなか素敵です。平米数は20㎡程度ですが、ロフトに寝床と細々としたものを置けば、1階リビングスペースは広く使えそうです。居室の収納は広さある嬉しい仕様、なるべくシンプルにいきたいところで。

1階のお部屋ということで、湿気が気になるところです。窓が多めに設置されているのが嬉しいところで。そのせいか、採光面でも暗さを感じさせないところが優秀、優秀。

広さはありませんが、小綺麗なシンプルワンルーム。室内のクラシックをBGMに、申し訳程度の庭に出て空眺めて、ぼんやりモノ思いにふけるのにはもってこいの場所な気がして。

中央線沿線、特に西荻窪というやつは、学生さんとか、新卒まもない社会人の方が住むとぴったりはまる気がするのは私だけでしょうか。駅前の雑多な感じがそう思わせるのか、あるいはこんな西荻窪の緑豊かな住宅街を夜分にモノ思いふけりながら歩く姿が想像できるからでしょうか。どうなんでしょう。

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