森、川、食事

江戸川区一之江駅。馴染みのない方も一定数いるであろうこの駅名。都営新宿線の急行は止まらない駅ですし、東京都心から荒川超えますので、なんとなーく住むエリアとして射程に入らない場所なのでは、って想像しています。一之江ラブな方、申し訳御座いません。私もあまり馴染みがなかったこの一之江、ちょこちょこ仕事で歩いてみればなかなか魅力あるエリアでして。本日はそんな一之江にある素敵物件とともに、その魅力をお届けしたいと思います。

まずは一之江駅とその周辺を見ていきましょう。駅前には環状7号線。交通量の多い大通りから枝分かれするように伸びる街路。この街路に良い具合に植樹が連なっていて。大通りを離れると、さっきまでの喧騒が嘘のようで、うって変わっての静かな住宅街。のんびり自転車でも走らせたくなる、そんな気持ちに自然となるような。

物件所在地は一之江駅から徒歩10分。どうでしょう、そんなに遠さを感じませんでしたが。すると見えてくるのは外観に設えられた銅製を思わせる壁面。周囲の建物とは異なる、あれ？格好良いのでは？と思わせる雰囲気のある建屋が見えてきます。壁面には自転車の絵が描いてあったり、停めてある自転車なんかも格好良くて。どうした、一之江。意外とやるじゃないか。(一之江ラブな方、申し訳御座いません)

借主を募集しているお部屋は1階の一室。ドアを開けるとまずはちょっとしたコンクリート土間が。そして目がいく木製の造作棚。天井まで届く高さの棚です。なるほど、そう来ますか。

おや、何かが呼んでいる？などと思って室内に目を向けると。なにやら広々とした、そして料理心をくすぐってきそうなシステムキッチンが。思わず廊下を抜けて室内へと回り込み、キッチンの前に行ってみます。先ほどの造作棚、なるほどその手前の廊下にスツールでも置けば、料理でも作りながら友人と談笑しつつお酒でも酌み交わせるわけですね。んー、エクセレント。

あ、また何かが私を呼んでいる？などと思い、キッチンを背に振り返りますと、そこには洗面台とトイレが。あらやだ、広い。そして明るい。この快適さ加減、なぜ一之江にこんな空間が。(一之江ラブな方、申し訳ございません)

これはこれは、仕掛けが豊富で、なかなかもうお腹いっぱいだ、などと思って居室へと戻るわけですが。またまた何かが私を呼んでいる？何かしら？この奥の空間。ウォークインクローゼットですか。そうですか。窓もあって明るさは十分で。玄関の造作棚といい、このウォークインクローゼットといい。そして、実はいくつもの吊り戸棚も設置されていて。あれこれ飾るのが楽しみな家ですね、これは。造作棚なんかには本や小物、あるいは植物を置くのももちろん良いのでしょうが。素敵なキッチンがありますので、ここはひとつ瓶詰めの食材とかアルコールなんか置いたら、料理と食事のあれやこれやが楽しくなるんじゃないでしょうか。

ところで、これは私のほんの些細な疑問なのですが。このお家、寝床をどこに設定するのが正解なのでしょうか。居室だろうとは思うのですが、セミダブルのベッドを置きたい方には向かないかもしれません。

いやはや素敵なお家だこと、などと思い、自転車担いで周辺を散策しますと。ああ、そうでした。一之江ってやつはですね、荒川と江戸川に挟まれた場所なのでした。ちょっと自転車走らせればもう江戸川。朝に夕刻に、ゆったりとペダルを漕ぐと大変に気持ちの良いライドができるやつです。もう、早く言ってよ一之江。こんな魅力があるだなんて。

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