【募集終了】Stranger in Hong-Go

春日通りと本郷通りが交わる本郷三丁目交差点。学校に向かう学生、客先移動の社会人。せわしなく人が行き交うこの交差点の一角になかなかに格好良く改修施された一室がありました。

交差点にひしめく路面の飲食店。ここにマンショってあるの？と思ってしまいますが、上見上げれば10階建ての昭和感ある建屋が。商店の隙間にひっそりと口を開けているマンション入り口。エレベーターで8階まで上がります。

借主を募集のお部屋は2019年に改修が施されています。玄関を開けると床のグレーのPタイルと白の壁面。Pタイルは白の目地で、この組み合わせは間違いのないやつですね。材質は不明ですが、オイル仕上げの塗装が格好いいブラウンの間仕切りが。間仕切りの中は室内洗濯機置き場とトイレ、それにシャワールームがあります。

玄関脇には造作の棚、傍らには冷蔵庫を置くスペース。キッチンはひとり暮らしには充分な2口IH。メインの居室は7.7帖。躯体から改修をかけたようですが、天井や壁面には一部クラックが残っています。無骨で荒々しい感じを味と感じられる方にはアリかもしれません。剥き出しの配管も白に塗られていて、シーリングライトとの組み合わせが良い感じで。本郷三丁目の交差点の真上にこんな空間があるとは。

お部屋を出て、エレベーターで1階に降りて春日通りにまた戻ると、交差点を行き交う人の流れの中でひとりポツンと取り残された感覚を覚えます。皆、一様に目的の場所へと足早に通り過ぎる中で、私だけがこの交差点を目的地として家に帰り、そして家を後にする。本郷三丁目のど真ん中で、ひとり惑う。Stranger in Hong-Goですね。非常に主観的ですが、ネイザンロードの重慶マンションのような感覚を覚えましたね。全く伝わりませんね。大変申し訳御座いません。でも、悪い感覚じゃなかったですよ。

注意点ですが、浴槽はありません。また、収納は少なめですので荷物多めの方にはフィットしないかもしれません。

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