そよ風にふれる午後

目白台。住所表記としては、文京区関口周辺ですが、瀟洒な住宅建ち並ぶこの地の一角に出窓からスルスルっと吹き込むそよ風を感じる午後の時間が気持ちよさそうな物件が借主を募集中。

有楽町線江戸川橋を降り、北東方面の目白通りのひとつ裏手の坂を登ること10分。高台に並ぶ素敵としか言いようのない戸建住宅が居並ぶ中、1件の3階建低層の共同住宅が。こちらの2階北側の一室が借主を募集中です。建物正面からは分かりにくいですが、共用部分のそこここに80年代デザイナーズ物件の風味が漂っています。

募集のお部屋はシンプルなワンルーム。White Venueと呼ぶのがふさわしい白亜の空間。照明は残置物か元々の設備なのか、なんだかそのまま使ってみても良いかもね、と思わせる代物。キッチンが壁に据付のタイプで、収納は天井上部に設えられたもののみ。だから、23.30㎡のワンルーム表記よりもなんだか空間の広がりを感じます。そういえば東側の壁面の窓が出窓になっていますので、この出窓も空間の広さ感に一役買っているのかもしれません。

午後の時間、この出窓からそっと室内に入り込むそよ風が、頬を撫でながらバルコニーに抜けていくのを感じると。出窓の前にダイニング兼作業用のテーブルでも置いて、温かな紅茶でも飲む時間がとても気持ちが良いのだろうな、などと妄想してしまいます。そういえばバルコニーからは文京の緑が。そよ風が生む葉ずれの音がなんとも心地良く。

バストイレ洗面一体のユニット形式になっていること。玄関扉の塗装が剥がれている事。この2点がネックかな、と思いますが、この空間感でこのお家賃ならありかも、という方。お問い合わせフォームからご連絡下さい。