WONDER, WONDER WALL

コンクリ打ちっぱなし、賛否両論あろうかと思いますが、一目で、ここ住みたいかも、と思わされたコン打ち物件がありましたので、今日はそのご紹介を。

文京区白山。隠しきれない落ち着きと気品漂わせる閑静な住宅街の一角に、突如現れるコンクリートの躯体。低層3階建の1階のお部屋が募集しています。

接道からエントランスへ。少し階段を下りると程なく現れる玄関。ドアを開けるとどうでしょう。まず気になるのが玄関。砂利感が心地よい洗い出し仕上げです。のっけから刺さります。玄関でこれですから、中に入るのが早くも恐いくらいです。

床材と建具はナチュラル系統の色味で統一されていて、コンクリートとの相性は抜群。間違いのないやつですね。廊下には暖色のフットライトが設えられていて、機能面だけでなく演出面でもとても良い。たまりません。

まずは廊下を抜けて、14.5帖のLDKをのぞいてみましょう。ドアを開ければ、ほらすごい。なんでしょうか、この幅広のガラス窓は。室内に取り込まれる光、光を受けたコンクリートの質感。たまりません。コンクリ SENSE OF WONDERその１ですね。ふと窓の横に目をやると、キッチンの存在感にハッとさせられます。これ、今はなきMICADOのシステムキッチンなんです。どこまでも昭和を感じさせる佇まい。渋い、渋さがすぎる。MICADOのキッチン、細長の壁面タイル、コンクリート。仄暗い光。キッチンに、これほどまでに神聖な雰囲気が漂うのかと、いたく感動した次第です。WONDERその2ですね。

興奮冷めやらぬままに、洋室についても少しご紹介を。コンパクトな7帖の一室。ドアを開ければ、目に飛び込んでくるのは、なんてことはない窓。そのなんでもない窓がですよ。外の緑の色彩を象ってくれて、取り込む光によって室内に陰影を生み出してくれる。なんということでしょう。これはあれですね。しっとりと柔らかな雨が降る朝の起き抜けが抜群に心地良いやつですね。コンクリの素材感あってなせる技です。その3ですね。

もうダメです。これ以上このお部屋にいると、このまま住みついてしまいそうです。

めくるめくWONDERにサンドバック状態になりながら、足を踏み入れるは洗面所。ああ、ここもMICADOなのね。もう私を好きにして。レトロが過ぎる風合い。浴室乾燥機はつまみ式の昭和仕様。洗面も浴室もそれなりに時代と経年を感じさせる風合いですが、大丈夫、全て受け入れる。

こうなったら最後にLDKで一息を、と思っているとふと気づくフェーダー式のスイッチ。なんでしょ、なんて思って、ひょいと動かしてみると。調光機能が付いているんですね。しかも、明滅までしてくれます。(明滅しない状態も可能です)もう施主のWONDERに完敗です。いや、乾杯したいです。ありがとう。

ご興味ある方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

すいません、注意点を。前の借主さんでしょうか、壁面に人の形の何かを貼ったようで、くっきりと跡が残っています。うまく絵などで隠して頂ければと。それと、若干収納が少なめかな、と思います。木材で棚を作って天井にストッパーつければOKと思いますので、収納はDIY風味でカバー頂ければと。