大河のほとりで

雄大な自然を前にすると、自らや日々の悩みの矮小さに気付かされますよね。洋々と流れる川を前にすれば大河の一滴がごとく、ここはひとつのんびりいこうか、なんて思えるとか思えないとか。今回ご紹介のお部屋は都内屈指の雄大な流れの荒川を眺めるひと部屋。

物件所在地は足立区千住緑町。最寄の駅の京成線千住大橋駅から徒歩で歩くことしばし。荒川の堤防沿いに建つ6階建のマンションの4階のお部屋です。24.10㎡のワンルームなのですが、平成30年に内装工事が施されていて、設備は不足のない仕様になっています。内装は天井なんかがピンク系統の色味なのですが、天井含め全体的にくすんだ色調ですので割と気持ちの良い印象です。

こちらのお部屋の推しのポイントなのですが、映える内装ではなく、窓からの景色。4階西向きのバルコニーから、荒川の流れが見通せます。これがいい。夕景の中に洋々と流れる川を見ていると気持ちが落ち着きますね。きっと、起き抜けに見る雄大な川の景色もまた味わいがあるのでは。洋室奥の窓際にシングルのベッドを置いて、むくりと起き上がって川に挨拶。洋室中央に置いたローテーブルでまずはコーヒーで一息、という感じでしょうか。

周辺情報を少しだけ。千住大橋駅から所在の千住緑町へと歩いていると、随分と静かだなと思わされました。足立区というか東京の東側でこんな静けさを感じられるとは意外です。付近の千住緑町の商店街には、リノベーションされた建物に素敵な家具店や陶芸教室さんが入居されています。地域のNPOである千住芸術村さんが関わっているようですので、クリエイターさんとの親和性が高いエリアかもしれません。

こちらの物件の注意点ですが、浴槽の設置がありません。腰掛けが設置されたシャワールームというのがせめてもの救いかもしれませんが、自宅でゆっくりお風呂派には不向きの物件です。

ご興味をお持ち頂けた方、お問い合わせフォームからご連絡下さい。