気持ちざわめく余分

所在地 東京都文京区湯島
交通 東京メトロ千代田線 湯島駅 徒歩4分
賃料 14.0万円
管理費 15,000円
敷金 1ヶ月
礼金 1ヶ月
保証金 -
専有面積 43.28㎡
間取り 1LDK

 

今回ご紹介する物件、キーワードは"余分"。

文京区湯島駅を出て、坂を登ると見えてくる湯島天満宮。そのすぐ横に、物件があります。

プラザ合意がなされ、バブル経済に向かう1985年に建てられた物件。

むき出しのコンクリートで固められたハコは、

当時はお洒落なデザイナーズマンションとして打ち出されたのでしょう。

30余年が経過をした今、その表面は草木が覆い、もっさりとした緑が、

無機質なコンクリートの質感に不思議な表情を与えています。

 

2棟の建物は、コンクリートの渡り廊下が繋いでいます。

この廊下、ちょっと余分なんです。直線ではなく、カクカクしているんです。

そもそも、各棟にエレベータが設置されているので、居住者にとってみれば、渡り廊下は不要ではあるんです。

でも、この渡り廊下、歩いてみると分かるんですが、面白いんです。

迷路のようでもあり、目の前に広がる緑を見るでも気持ちが良いし。

余分ですけど、ワクワクするんです。

 

募集の部屋は6階。玄関を開けると、オフホワイトの壁面にハッとさせられます。

もこもこっとしたカーペットと相まって、新築マンションのフローリングの室内では得られない、異質な印象。

シャープなんだけど、暖かみだって感じられる。

 

間取りは1LDKですが、各々10帖以上の広さ。

1人で暮らすなら、悠々と過ごせる空間です。

 

そして本日2つ目の余分。それは、リビングに設置された、横長のトップライトと採光窓。

正直な話、これらの窓がなくても、生活はできると思うんです。

言ってみれば、必要以上。余分。でも、と。

窓から差し込む朝方の柔らかな日差し。夜の月明かりが部屋にもたらす情感。

それは、この余分なくしては、得られません。

 

バブルの時代においては、こうしたデザイナーズ物件とその余分は、贅沢、として消費されたのかもしれません。

でも、バブル崩壊以後、続く景気低迷の中、住まいにおいて重要視されたのは、機能性やコストの観点。

余分なものは削ぎ落とされていったように思えます。

けれども現代。そうした、便利だけども、のっぺりとしていて情感の少ない、無駄のない住空間に、

少なくとも僕は、ちょっと辟易してしまっています。

 

もちろん、本日紹介した物件に住めば、高機能・低価格な物件に済むよりも、

余計なライフコストがかかるかもしれません。それでも、余分から得られる物事を楽しみたい。

目的地に一直線に進むよりも、寄り道する方が、往々にして面白かったりすると思うんですよね。

というわけで、無駄であったり、余分なことに価値を見出しつつある方からのお問い合わせをお待ちしています。

 

忘れてはいけない、こちらの物件の難点であったり、癖もご紹介しておきます。

ユニットバスです。その内装は、ちょっとエッジが効いている点に注意が必要です。

キッチンは電気コンロになっていますので、料理がお好きな方は不便を感じるかもしれません。

 

なお、収納は玄関と居室に設置されているので、荷物の少ない2人暮らし程度であれば対応可能と思います。

所在地 東京都文京区湯島
交通 東京メトロ千代田線 湯島駅 徒歩4分
賃料 14.0万円
管理費 15,000円
敷金 1ヶ月
礼金 1ヶ月
保証金 -
専有面積 43.28㎡
間取り 1LDK(洋室10帖、LDK10.0帖)
建物構造 鉄筋コンクリート造 8階建
所在階 6階部分
築年 1985年2月
設備 エアコン2基、バルコニー、電気コンロ、室内洗濯機置場、収納スペース、光ファイバー、駐輪場、エレベーター、事務所利用可(条件相談)、2人入居可、ペット飼育相談可能
備考  更新料:新賃料の1ヶ月分、更新事務手数料:0.5ヵ月分(税別)、契約時に鍵交換代必要、住宅総合保険:20,000円、保証会社必須(総賃料50%~)
取引態様 媒介
情報修正日時  
情報更新予定日  

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